これに味をしめて、知人の分も買ってみようと６月２４日のフランス−デンマーク戦の帰りの客に向かってプラカードを見せていると、どうも今までと様子が違います。４００〜５００フランを提示すると結構売ってくれる人が多いのです。結局手持ちの現金がなくなり、手元には８枚のチケットが（笑）。知人の分を除いても３枚ほど残ったため、２６日（ジャマイカ戦当日）朝にリヨンペラーシュ駅で売りさばきました。もちろん利益はありませんよ（笑）。チケットは最終的に原価割れで売られていたようです。

　さて、試合の方は、２試合続けて強豪相手に０−１と善戦した日本と、アルゼンチンに０−５と大敗したジャマイカの戦い。どう見ても日本の方が力が上、と思われたのに１−２の敗戦。やはりワールドカップは甘くない。初ゴールは見られたものの、初勝利どころか勝ち点すら取れなかったのは悔しいですね。ちなみに勝ち点０の国はアメリカと日本だけです。

予選リーグ第３戦試合結果
Ａ組
スコットランド　０−３　モロッコ
ブラジル　１−２　ノルウェー
Ｂ組
イタリア　２−１　オーストリア
チリ　１−１　カメルーン
Ｃ組
フランス　２−１　デンマーク
南アフリカ　１−２　サウジアラビア
Ｄ組
スペイン　５−１　ブルガリア
ナイジェリア　１−３　パラグアイ
Ｅ組
ベルギー　１−１　韓国
オランダ　２−２　メキシコ
Ｆ組
ドイツ　２−０　イラン
アメリカ　０−１　ユーゴスラビア
Ｇ組
ルーマニ ア　１−１　チュニジア
コロンビア　０−２　イングランド
Ｈ組
日本　１−２　ジャマイカ
アルゼンチン　１−０　クロアチア

　予選リーグの各グループの１位と別のグループの２位が対戦する仕組みになっていますが、単純にグループ１位のチームが敗れることを波乱と定義すれば、波乱が起きたのはナイジェリア−デンマークとルーマニア−クロアチアです。ナイジェリアはデンマークに１−４と大差で敗れました。ルーマニアが１位になったグループＧはそもそもイングランドが１位になると予想されていました。そのイングランドはアルゼンチンにＰＫ戦の末敗れています。

イタリア　１−０　ノルウェー
ブラジル　４−１　チリ
フランス　１−０　パラグアイ
ナイジェリア　１−４　デンマーク
ドイツ　２−１　メキシコ
オランダ　２−１　ユーゴスラビア
ルーマニア　０−１　クロアチア
アルゼンチン　２−２（ＰＫ４−３）　イングランド

イタリア　０−０（ＰＫ３−４）　フランス
　フランスが押し気味に試合を進めるものの、双方譲らず延長戦へ。延長ではＲ・バッジオが決定的なシュートを惜しくも外します。これが決まれば劇的だったんですが。ＰＫ戦の末フランスの勝利。

ブラジル　３−２　デンマーク
　点の取り合いとなったこの試合、立ち上がりにデンマークが先取点。前半の内にブラジルが２得点して逆転。後半立ち上がりにデンマークが追いつくも、最後はブラジルに突き放されました。

オランダ　２−１　アルゼンチン
　先取点はオランダ。すぐにアルゼンチンが追いつく展開。同点のまま後半に入りオランダがレッドカードによる退場者を出します。これでアルゼンチン有利かと思われましたが、オランダゴール前で倒されたアルゼンチンのオルテガが、ＰＫを取れなかったことに腹を立て（？）相手ＧＫに頭突きを喰らわし退場。息を吹き返したオランダが突き放しました。

ドイツ　０−３　クロアチア
　序盤はドイツのペース。ドイツの楽勝かと思われましたが、これはクロアチアの戦術かも知れません。クロアチアは再三カウンター攻撃で相手ゴールを脅かし、前半終了間際、先取点を奪取。後半に入り、焦りの見えるドイツに対し、クロアチアは３４分、４０分に立て続けにゴールしドイツを下しました。