この他の試合では、首位大分トリニータが３位ＦＣ東京に延長の末敗れ、４位アルビレックス新潟が７位大宮アルディージャに敗れた結果、上位７チームが２ゲーム差にひしめく大混戦。

　Ｊ１ファーストステージ最終節は、ヴェルディ川崎が横浜Ｆマリノスを敗り２位。名古屋グランパスエイトは、呂比須が大爆発５得点で８−１と浦和レッズを圧倒しました。

Ｊ１第１５節結果
ジェフユナイテッド市原　２−１　ジュビロ磐田
ヴェルディ川崎　１v−０　横浜Ｆマリノス
ベルマーレ平塚　１−２　柏レイソル
名古屋グランパスエイト　８−１　浦和レッドダイヤモンズ
ガンバ大阪　１−０　鹿島アントラーズ
ヴィッセル神戸　１−０　セレッソ大阪
サンフレッチェ広島　２−０　清水エスパルス
アビスパ福岡　２−０　京都パープルサンガ

Ｊ２第１４節結果
コンサドーレ札幌　１−１　川崎フロンターレ
大宮アルディージャ　１−０　アルビレックス新潟
ＦＣ東京　１v−０　大分トリニータ
ヴァンフォーレ甲府　２−１　モンテディオ山形
ベガルタ仙台　１−２　サガン鳥栖

Ｊ１ファーストステージ順位表
　１．ジュビロ磐田（３４，＋１４）
　２．ヴェルディ川崎（３２，＋５）
　３．清水エスパルス（３０，＋５）
　４．柏レイソル（２９，＋８）
　５．セレッソ大阪（２９，＋４）
　６．サンフレッチェ広島（２７，＋１２）
　７．横浜Ｆ・マリノス（２３，＋１１）
　８．名古屋グランパスエイト（２１，＋７）
　９．鹿島アントラーズ（１８，＋４）
１０．ガンバ大阪（１７，−４）
１１．アビスパ福岡（１６，−７）
１２．ヴィッセル神戸（１５，−４）
１３．浦和レッドダイヤモンズ（１３，−１２）
１４．京都パープルサンガ（１２，−１０）
１５．ジェフユナイテッド市原（１２，−１５）
１６．ベルマーレ平塚（９，−１８）
括弧内は、勝ち点、得失点差。

　首位から１ゲーム差には４チーム、２ゲーム差には７チームとまだまだ混戦が続きそうです。

Ｊ２順位表
　１．大分トリニータ（２６，＋５）
　２．川崎フロンターレ（２５，＋１０）
　３．ＦＣ東京（２５，＋８）
　４．アルビレックス新潟（２３，＋２）
　５．コンサドーレ札幌（２１，＋７）
　６．大宮アルディージャ（２０，＋５）
　７．モンテディオ山形（２０，＋１）
　８．サガン鳥栖（１８，−１）
　９．ベガルタ仙台（９，−１３）
１０．ヴァンフォーレ甲府（９，−２４）
括弧内は、勝ち点、得失点差。

　コンサドーレ札幌は、退団した選手に代わり、新しい外国人選手として、日本でのプレーを希望しているというブラジル人のＭＦビジューと契約をしました。次節、６月２７日の試合から出場できるそうですが、岡田監督が使うかどうかは別の話です。監督はシーズン前、ブラジルに渡り選手の発掘をしてきたんですが、実際に監督自身が見て決めたのはアシスだけだったとのことです。ビジューも監督が見た、とのことですが、実は走っているところを見ただけ(^^;)、ということで能力は未知数です。はっきり言って期待されていない選手ですが、それだけに活躍してくれれば儲けもんです。

　コンサドーレ札幌の吉原宏太は後半２１分から出場しましたが、チャンスがあまりなく、ノーゴールに終わりました。結局０−３での敗戦です。とりあえず今回は試合に出られたことでよしとしましょうか。

日本五輪代表
ＧＫ　小針　清充（川崎）、曽ヶ端　準（鹿島）、南　　雄太（柏）
ＤＦ　宮本　恒靖（Ｇ大阪）、戸田　和幸（清水）、中沢　佑二（川崎）、
　　　山口　智（市原）、古賀　正絋（名古屋）、中田　浩二（鹿島）
ＭＦ　広山　望、（市原）、石井　俊也（浦和）、明神　智和（柏）、中村　俊輔（横浜）
　　　本山　雅志（鹿島）、酒井　友之（市原）、稲本　潤一（Ｇ大阪）、小野　伸二（浦和）
ＦＷ　平瀬　智行（鹿島）、柳沢　敦（鹿島）、山下　芳輝（福岡）、吉原　宏太（札幌）

　この試合の中で、先発した平瀬（鹿島アントラーズ）が４得点を挙げましたが、この平瀬に代わって後半６分から出場した吉原宏太（コンサドーレ札幌）も３得点を挙げました。１点目はＧＫがトンネルしたボールを押し込んだという、いわゆるごっつぁんゴールでしたが、２点目はスライディングしながらのゴール、３点目は連携プレーの中での得点で、吉原の持ち味を生かしたゴールだったと思います。

　とにかく、代表戦で鮮烈デビューを飾ったわけで、トルシエ監督にも、日本のサポーターにも十分なアピールになったのではないでしょうか。

　試合の方は、前半は廣山（ジェフ市原）、小野（浦和レッズ）、平瀬（鹿島アントラーズ）の得点で３−０、後半１０分に入った吉原宏太（コンサドーレ札幌）が中村（横浜Ｆマリノス）のアシストで２得点。結局５−０で日本が勝ちました。

　吉原宏太は今回の予選２試合で早くも５得点。平瀬と並んでいますが、出場時間から見ればトップの成績ですね。

　そして今日１６日は、このグループでは日本の次に強いと言われているマレーシアとの対戦です。吉原がこの試合に出してもらえるようならトルシエ監督に認められたってことになるんですが、果たして...？

　試合は前半９分、コーナーキックから酒井（ジェフ市原）のボレーシュートを相手ＧＫがこぼしたところを詰めていた稲本（ガンバ大阪）が押し込み先制点。しかし、このあと、なかなか思うような攻撃ができず、反則が目立ちます。沈滞ムードのまま１−０で前半終了。

　後半開始直後、右サイドを突破した柳沢（鹿島アントラーズ）からセンタリングし本山（鹿島アントラーズ）がゴール。続いて後半１８分、柳沢が相手ペナルティエリアで待っていたかのようにファウルを受け、ＰＫをもらいます。これを小野（浦和レッズ）が決め、３−０となります。そして後半２４分、いよいよ吉原宏太（コンサドーレ札幌）が投入されます。日本からのサポーターに加え、地元の観客からも声援を受けます。その直後、宮本（ガンバ大阪）から吉原にパスが渡り、ＧＫもかわして落ち着いてゴール。結局４−０でマレーシアを下しました。

　そして今日１８日は、香港ラウンド最後の試合、香港戦です。コータの出場時間がだんだん短くなっているのが気になりますが、最後の試合もしっかり決めてもらいたいですね。

　前半６分、相手ゴール前で吉原がファウルを受け、ＦＫを中村（横浜Ｆマリノス）が見事に決めて先制。続く１４分、今度はＣＫを中村がファーサイドの小野（浦和レッズ）に合わせ、小野が技ありのゴール。両指令塔が活躍します。その後、柳沢（鹿島アントラーズ）がＰＫを得たんですがＧＫに阻まれ得点できず。そして、前半終了間際、右サイドから中村がフリーの吉原に上げ、吉原、珍しくヘディングでゴールを挙げます。

　後半は、途中から山下（アビスパ福岡）、平瀬（鹿島アントラーズ）が入りますが、交代したのは柳沢と本山（鹿島アントラーズ）。吉原は９０分フル出場することになりました。２９分に明神（柏レイソル）から渡ったボールを吉原がダイレクトで山下へ。山下もダイレクトでシュートし、ゴールを決めます。４試合連続完封かと思われた後半ロスタイム、ちょっとしたクリアミスから相手にシュートをうたれ、ゴールを割られます。結局４−１で勝ちました。

　吉原は、４試合連続の７得点、チームトップの成績です。日本ラウンドでも選ばれることは間違いないでしょう。

　コンサドーレ札幌にとって頭の痛いのが、五輪予選とＪ２リーグの試合が重なることです。五輪予選日本ラウンドは６月２６日〜７月４日の期間行われますが、６月２６日からはＪ２のリーグ戦が再開されます。Ｊ１は８月再開なので、Ｊ２からただ一人選ばれた吉原を擁するコンサドーレだけが割を食った形になりました。コンサドーレは、６月２７日のモンテディオ山形戦、７月４日のＦＣ東京戦を吉原抜きで戦わなければなりません。フィリピンなんかよりよっぽど強い相手なんだけどねー。(^^;)

Ｕ−２２日本代表
ＧＫ　小針　清充（ヴェルディ川崎）
　　　都築　龍太（ガンバ大阪）
　　　曽ヶ端　準（鹿島アントラーズ）
ＤＦ　宮本　恒靖（ガンバ大阪）
　　　戸田　和幸（清水エスパルス）
　　　中沢　佑二（ヴェルディ川崎）
　　　山口　智　（ジェフユナイテッド市原）
　　　古賀　正絋（名古屋グランパスエイト）
　　　中田　浩二（鹿島アントラーズ）
　　　市川　大祐（清水エスパルス）
ＭＦ　石井　俊也（浦和レッドダイヤモンズ）
　　　明神　智和（柏レイソル）
　　　中村　俊輔（横浜Ｆマリノス）
　　　本山　雅志（鹿島アントラーズ）
　　　遠藤　保仁（京都パープルサンガ）
　　　酒井　友之（ジェフユナイテッド市原）
　　　小野　伸二（浦和レッドダイヤモンズ）
ＦＷ　平瀬　智行（鹿島アントラーズ）
　　　柳沢　敦　（鹿島アントラーズ）
　　　山下　芳輝（アビスパ福岡）
　　　吉原　宏太（コンサドーレ札幌）

　また、吉原宏太が出場する五輪１次予選は、今日、国立競技場でネパール戦が行われます。今日は日本代表のワールドカップ初得点１周年記念日です(^^;)。期待しましょう。

６月２６日　Ｊ２第１５節
大分トリニータ　−　ベガルタ仙台（15:00 大分）

６月２７日　Ｊ２第１５節
モンテディオ山形　−　コンサドーレ札幌（14:00 山形県）
ＦＣ東京　−　ヴァンフォーレ甲府（16:00 江戸川）
川崎フロンターレ　−　大宮アルディージャ（18:00 等々力）

６月２８日　Ｊ２第１５節
アルビレックス新潟　−　サガン鳥栖（18:00 新潟）

　前半は、少し圧し気味に試合を進めるも無得点で０−０。後半に入って、３３分、それまで良い動きをしていた村主が黄川田のパスに反応し先制点。しかし、４１分、相手のセンタリング崩れでゴールを割られ同点。延長戦でも決着が着かず引き分けとなりました。

　新外国人のうち、ビジュはなかなか良かったようです。ジネイは後半途中で交代となりました。まだ何とも言えません。

Ｊ２第１５節結果
大分トリニータ　２−０　ベガルタ仙台
モンテディオ山形　１−１　コンサドーレ札幌
ＦＣ東京　１−０　ヴァンフォーレ甲府
川崎フロンターレ　２v−１　大宮アルディージャ
アルビレックス新潟　５−２　サガン鳥栖