英語の検定試験、TOEIC (Test of English for International Communication)の実施運営を行なっているEducational Testing Service (ETS)の子会社The Chauncey Group International (CGI)がフランス語能力試験、Test de français international (TFI)を開発しました。
テストの形式・構成
マークシート方式による多肢選択テストです。
以下は、2000年8月〜9月に実施されたモニター試験の内容で、正規の試験とは異なりますのでご了承下さい。
- 聴き取り(Compréhension de l'oral) (53分）
Section I 応答問題 50問 質問と３つの応答を聞いて、正しい応答を選ぶ。三者択一。 Section II 会話問題 38問 会話文を聞いて、設問の解答を選ぶ。四者択一。 section III 説明文問題 30問 説明文を聞いて、複数の設問の解答を選ぶ。四者択一。
- 文法・読解(Compréhension de l'ecrit) (91分）
Section IV 誤文訂正問題 32問 文中の訂正すべき部分を選ぶ。四者択一。 Section V 文法・語彙問題 32問 文中の空欄に入れるべき語を選ぶ。四者択一。 Section VI 読解問題 58問 文章を読み、設問の解答を選ぶ。四者択一。 受験資格
フランス語を母国語としない人で、フランス語を学んでいる人なら誰でも受験可。
TFIモニター試験とTOEICとの違い
- モニター試験は240問あり、途中休憩が入りました。
- TOEICは最初に写真を使った問題が出ますが、そのような問題がありませんでした。
- 説明文問題で、１つの説明文に対する設問数が少なめ（２〜３問）でした。（TOEICは３〜４問。）
- フランスでのモニター試験では、オプションで面接（口頭）試験がありました。
正規の試験（未確定情報）
- 問題数は、180問程度になるようです。途中休憩はなくなるはずです。
- 2001年6月に再びモニター試験が実施されました。
- 問題のサンプルはこちらです。